活動内容


<2023年度事業の実施方針>

 昨年4月から、国の「管理計画認定制度」が始まりました。自治体が管理不全なマンションに助言・指導・勧告を行い、 管理水準の底上げを図ります。制度の狙いは、管理状況に関与し、「管理不全マンションの防止」を図る事です。管理不全を防止する観点から認定基準は (5の判断基準、 17の認定基準) ですが、 「長期修繕計画の作成及び見直し」 の認定基準6つ全てをクリアすることはハードルが高いと思われます。

   1年ごとに役員が代わる管理組合や3つの老い(建物の老朽化、居住者の高齢化、管理員不足や管理員の高齢化)を抱えた管理組合が、長寿化のための適切な長期修繕計画を策定することは大切です。

  今、何が必要か、何をすべきかを検討していきたいと思います。本制度を「区分所有者全員が課題を共有し議論して実施する」キッカケにする取り組みが管理組合には大事です。

  事業計画としては、以下の課題に取り組みます。

1. 熊本市と連携して、マンションの管理適正化に取り組み、認定制度を機とした管理組合の管理の再点検を支援します。

2.相談活動については、 協力弁護士・マンション管理センターと連携して相談内容に的確に対応できるようにします。

3. 建物管理は透明性・合理性が基本です、工事費の「相見積もり」の周知を図ります。

4. 肩肘張らずに参加できる管理組合間の交流会、情報交換会を企画します。

5. 全国マンション管理組合連合会への参加組織として、各参加組織との連携を強めます。

6. マンション地震対応箱の普及を通して、 他団体との防災・減災活動を推進します。 






<震災復旧工事の指導会>

 熊管連では会員マンションの震災復旧工事について専門家の派遣を行っております。

 写真は平成29年10月ウッディマンション萩原の工事現場での指導会の様子

 指導者は福岡大学建築学科で耐震工学が専門の古賀一八教授


<震災復旧工事に適したひび割れ補修剤割引購入の案内>
 今まで塗装で防水処理するだけであったコンクリート構造物の細いひび割れに対して、毛細管現象によってひび割れ内部まで浸透する補修剤エポキシ樹脂「アルファテック380・388」を会員特別価格で購入出来ます。

 申し込みは熊管連事務所まで


<熊管連の事業>

(1)相談・助言事業

     〇無料日常相談

  ・月・火・木・金 10:00~16:00、水・土・日は予約による相談 

  〇管理規約改正のサポート

  ・管理規約作成の支援

  〇管理組合の財務診断・コスト削減支援

  ・財務診断・コスト削減等支援     

  〇会計の支援 

  ・自主管理の会計処理の支援

  〇総会・理事会の出張サポート

  ・総会や理事会に参加して相談や課題解決の支援

  〇法律・建築・管理などの専門家の紹介

(2)情報提供事業

  ・定期的に開催されるセミナーや情報誌およびホームページ

   で管理組合に適時情報を提供

  ・熊本地震の経験をマンション管理組合として必要な情報に

   まとめて提供

(3)セミナー等開催事業

  ・年間9回程度マンション管理セミナーを県民交流館パレア

   会議室等で予定しております。毎回40名程が参加されて

   います。

  ・震災復旧工事や大規模修繕工事の見学会を開催しており、

   工事を控えた管理組合が熱心に勉強されています。

(4)調査研究事業

  ・独自の調査を行ったり、行政・学会等の調査・アンケートへ

   協力しております。

(5)大規模修繕支援事業

  ・長期修繕計画見直しの支援 

  ・マンション改修工事の経験豊富な賛助会員、協力会員を紹介

  ・実施中の大規模改修工事及び震災復旧工事の現場見学会