活動内容


<2022年度事業の実施方針>

 国の「管理計画認定制度」が4月から始まりました。管理組合の運営・経理・修繕計画を地方自治体が評価・助言することで、管理不全マンションの発生を防止することが目的です。特に、認定基準の1つ、「長期修繕計画(期間30年)の作成と見直し」は重要事項となります。

 熊管連の会員総数81マンションの約50%は高経年(築30年以上)で、給排水管工事・エレベーター・インターフォン等の建物・設備等の劣化に対処しなければなりません。そのため適切な長期修繕計画が必要です。みんなの意識・価値観を整理して、マンションの将来像・あるべき姿を描き出し、それを長期修繕計画や修繕積立金に反映することになります。そのためには、透明性と公平性が求められます、少数者の意見にも耳を傾けて、丁寧な議論を尽くすことが必要です。

 今更ですが、マンション管理の基本は建物管理です。建物管理を通して管理組合の「自立」と「コスト削減」を図ることが目標です。では、・・どうしたらいいのか?・・・難しいことではありません。  

①「自立」・・管理は管理組合が主体、管理会社に任せっ切りにしない。

➁「コスト削減」・・管理組合(発注者)は、「相見積もり」を原則とする。

この二点厳守が原点で、建物管理で譲れないポイントです。

 同一条件での「相見積もり」は、業者間の提示金額の比較検討で「コスト削減」が可能となります。その上、透明性と公平性が担保できます。熊管連の賛助会員54社の知恵とノウハウを活用することは有用です、熊管連に蓄積した情報と経験を皆様方の建物管理に活かしていきたいと思います。いつでもご相談ください。

 






<震災復旧工事の指導会>

 熊管連では会員マンションの震災復旧工事について専門家の派遣を行っております。

 写真は平成29年10月ウッディマンション萩原の工事現場での指導会の様子

 指導者は福岡大学建築学科で耐震工学が専門の古賀一八教授


<震災復旧工事に適したひび割れ補修剤割引購入の案内>
 今まで塗装で防水処理するだけであったコンクリート構造物の細いひび割れに対して、毛細管現象によってひび割れ内部まで浸透する補修剤エポキシ樹脂「アルファテック380・388」を会員特別価格で購入出来ます。

 申し込みは熊管連事務所まで


<熊管連の事業>

(1)相談・助言事業

     〇無料日常相談

  ・月・火・木・金 10:00~16:00、水・土・日は予約による相談 

  〇管理規約改正のサポート

  ・管理規約作成の支援

  〇管理組合の財務診断・コスト削減支援

  ・財務診断・コスト削減等支援     

  〇会計の支援 

  ・自主管理の会計処理の支援

  〇総会・理事会の出張サポート

  ・総会や理事会に参加して相談や課題解決の支援

  〇法律・建築・管理などの専門家の紹介

(2)情報提供事業

  ・定期的に開催されるセミナーや情報誌およびホームページ

   で管理組合に適時情報を提供

  ・熊本地震の経験をマンション管理組合として必要な情報に

   まとめて提供

(3)セミナー等開催事業

  ・年間9回程度マンション管理セミナーを県民交流館パレア

   会議室等で予定しております。毎回40名程が参加されて

   います。

  ・震災復旧工事や大規模修繕工事の見学会を開催しており、

   工事を控えた管理組合が熱心に勉強されています。

(4)調査研究事業

  ・独自の調査を行ったり、行政・学会等の調査・アンケートへ

   協力しております。

(5)大規模修繕支援事業

  ・長期修繕計画見直しの支援 

  ・マンション改修工事の経験豊富な賛助会員、協力会員を紹介

  ・実施中の大規模改修工事及び震災復旧工事の現場見学会