高校生遺族がマンション管理会社代表と住民らを刑事告訴 神奈川逗子土砂崩落

 神奈川県逗子市で今年2月、市道に面するマンション敷地内の斜面が崩落し、歩いていた県立高校3年の女子生徒(当時18歳)が土砂に巻き込まれ死亡した事故で、遺族がマンション管理会社の代表を業務上過失致死の疑いで県警逗子署に刑事告訴した。マンションの区分所有者の住民らも過失致死の疑いで告訴し、いずれも受理された。

 マンションの下部にある高さ約15メートルの斜面のうち、高さ約7メートル以上の部分の土砂(推計約68トン)が崩れた。崩れた部分は石積みで補強されていなかった。事故前日、マンションの管理人が斜面に数メートルのひび割れがあるのを発見し、管理会社に伝えていた。遺族側は、管理会社は適切な措置を講じなかった責任があり、住民らも安全管理を怠ったとしているという。

 現場は民有地で、県は2011年にこの斜面一帯を土砂災害警戒区域に指定していた。事故後、国土交通省国土技術政策総合研究所は「風化を主因とした崩落」と指摘している。

 関係者によると、遺族は区分所有者に対し、内容証明郵便(25日付)で総額1億1800万円の損害賠償を求めている。(毎日新聞2020年6月28日から)

◆毎日新聞記事 https://mainichi.jp/articles/20200627/k00/00m/040/180000c

西日本新聞記事 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/621120/