「タイル剥落訴訟」が和解、施工者などが計1億円超支払い

 神戸市内の地上20階建て、249戸の分譲マンション高層マンション「アパタワーズ神戸三宮」の外壁タイル剥落を巡り、管理組合が発注者と設計・監理者、施工者の3社に対して損害賠償を求めた訴訟が、大阪地方裁判所で和解した。2021年1月13日に施工者などが、計約1億1540万円を管理組合に支払うことで調停合意した。

 

 タイルの施工時に目荒らしなどをしていないこと、竣工後10年程度で劣化が3~5%の範囲に収まれば経年劣化と言えるが、「アパタワーズ神戸三宮」では浮きや剥離は10%以上で見られることなどから施工不良が原因と結論づけた。

記事:日経クロステック2021年2月15日